遠山にまだ白きもの揚雲雀

日々の散歩コースから中国山地の山並が遠くに見える。その山並が白くなることで冬の訪れを知るが、春までその状態が続くわけではない。白くなったり消えたりを繰り返し、気がつけば白く見える日がなくなっている。たまに寒い朝があり白いこともあるが、同じ白でもそこには冬に入るときの厳しさはなく、どことなく山並全体が丸みを持っているように見える。見るほうの心の持ちようかも知れないし、晴れた空を満喫している雲雀の声のせいなのかも知れない、、、。(2013年春詠)

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