春雪嶺山廬かくやと思ひけり

散歩の途中で眺める中国山地の山々、年に数回は見事な雪景色を見せてくれる。そんな景色を眺めていると飯田龍太の句集に載っている甲斐の山々の雪景色を思い出す。この景色だけ見ればたぶんそれに勝るとも劣らないだろうと思うのだが、、、。(2018年春詠)

川底に赤錆の鎌冴返る

散歩途中に覗き込んだ用水路の底に一本の赤さびた鎌、ずいぶん長くそこに沈んでいたのだろうと思える色、どうして今まで気づかなかったのだろうか不思議なものです。気づけば毎日覗いて見たくなるのですが、やがて水量も増え、水草が生え、いつの間にか忘れてしまいます。これもいつもの事です、、、。(2018年春詠)

日差まで吹き飛ばされて春寒し

北国の寒波は史上最強クラスとか。それに比べるとありがたい、と去年の寒さを思い出してみる。さて寒かったという記憶はあるものの、ではどれくらいと言われるとどうだったか思い出せない。そんな中で残した掲句。まあ思考は働いているのだから、寒いとは言いながらもたかが知れていたのでしょうね、、、。(2018年春詠)