春寒し人の生き死に話す土手

久しぶりに出会ったお年寄りに声をかけられた。「なんと、〇〇さん死んだそうななあ」「ええ~っ!▢▢の〇〇さん?いつ?」「そう。なんだ、知らんのか。一週間ほど前」「この前会った時は元気そうに見えたけど、、、」「急だったらしいで」と、しばらく立ち止まっての会話。亡くなった方の田圃のすぐそば、その田圃でトラクターに乗った姿が目に浮かんだ、、、。(2023年春詠)

日差まで吹き飛ばされて春寒し

北国の寒波は史上最強クラスとか。それに比べるとありがたい、と去年の寒さを思い出してみる。さて寒かったという記憶はあるものの、ではどれくらいと言われるとどうだったか思い出せない。そんな中で残した掲句。まあ思考は働いているのだから、寒いとは言いながらもたかが知れていたのでしょうね、、、。(2018年春詠)

一行で繋がるネット春寒し

便利になりましたね。一行で、と言うよりもワンクリックで繋がるのですからね。反面、溢れかえる情報の取捨選択が大変です。ウイルスとか成りすましとか心配事も増えました。それと、パソコンはいつ壊れるかも知れません。必要なデータはバックアップをとるようにしましょう。もっと大事なデータは、やはりアナログに戻って、紙に残したほうが良さそうです。と、自分に対する戒めですが、これがなかなか出来ない、、、。(2011年春詠)