県中部の山の中にある古刹本山寺での句。いつもきれいに手入れがされている。数年前から若者が一人加わった。仕事ぶりは真面目。そう言えば今年はまだ行っていない、、、。(2016年春詠)
投稿者: 牛二
ドロップは穴より解けて春となる
立春の句がないのでこの句を、、、。(2016年春詠)
日脚伸ぶ村に小さき札所寺
節分、いよいよ明日は立春です。古い句です。四国八十八箇所の霊場ではありません。札所寺にもいろいろありますね。三つぐらい霊場が重なったような寺も、、、。(2003年冬詠)
大寒の骨軋ませて行く散歩
寒のお別れに大寒の句です。寒いとついついこんな感じになってしまいます、、、。(2015年冬詠)
家ぢゆうが濡れてゐるやう雪の後
昨日やっと二週間前の雪が消えました。こんなに長く残っているのも近年無かった事です。まだ少し湿っぽさが残っていますが、もう少しです。ここでこれぐらいだから雪国では大変だろうと思います。昔雪の京都で喜んでいたら、福井の人に「雪が降って楽しいと思った事なんて一度も無い」とぶぜんとした顔で言われた事があります、、、。(2015年冬詠)
待春のざわめき満ちし絵画展
図書館に行ったら近くのホールで絵画展をやっていた。津山には美術館もなく、そうそう機会があるわけではないし、時間もあったので入ってみた。絵画教室主宰で入場は無料、出展者やその知り合いや家族らしい多くの人で賑やかだった。絵はそこそこ力作ぞろいで、絵が描けない私には羨ましいものだった、、、。(2015年冬詠)
格子戸の影も格子に日脚伸ぶ
句会場のあきさ亭にて、、、。(2015年冬詠)
ポン菓子の音のはじける冬の空
匂いをたどって行くと社務所の裏手に。屋根の下に据えてあるのは懐かしいポン菓子を作る(私の田舎ではポンポン菓子)機械です。そばの鍋には匂いの元の豆が煎られています。もうじき弾けるところ、挨拶をしてわくわくしながら待っているとハンマーで一気に、バーン!、、、。豆と一緒に小さなビニール袋に入れて豆撒き用の福豆セットを作るそうです。「昔と違うてこうせんと子供は拾わんのです、食べてみます?」と出来立ての大きな塊を差し出されるので遠慮なく、、、。(2015年冬詠)
節分の用意か豆を煎るにほひ
阿知神社の境内に立つと豆を煎る良い匂いが漂っています。その匂いにつられて、、、。<明日に続く>(2015年冬詠)
和菓子屋ののれん浅葱に春近し
倉敷の句会へ行く途中で国道429号線からそれて足守の情緒のある古い町並みを抜けて行きます。その町並みの外れにある和菓子屋さん、四季折々の大きな暖簾の色がきれいです。寄ったことは無いのですが、そろそろ鶯餅かな、、、。(2015年冬詠)