こちらはカルガモ、まだ幼い、、、。(2015年秋詠)
カテゴリー: 2015
秋燕の親子揃へば姦しき
そろそろ南へ渡る相談でしょうか、今朝も電線にならんでしきりにおしゃべりをしていました。巣立ってしまえば皆同じ、どれが親やら子やらわかりませんが、みんな楽しそうです、、、。(2015年秋詠)
露草の僅かに残す星の色
カレンダーに赤い印があるので見ると、今日は山の日なんですね。昔はなかったなあと思いながら、毎日が休日の身の上には影響ないなあと、、、。先日墓掃除に帰省してきましたが、故郷の山は良いものです。313号線を走って多和山トンネルを抜け、高梁に下っていくと一気に山の雰囲気が変わります。故郷が近づいたことを実感する一瞬です、、、。(2015年秋詠)
盆僧の上がればすぐに鈴鳴らす
昨日は実家の墓掃除に行ってきました。毎年申し訳なく思いながら墓掃除をします。実家は空家なのでお坊さんは来られません。何かの時にお坊さんに聞いたら「お寺のほうで拝んでいますから大丈夫です」との返事で、以後安心しています。掲句は散歩途中に見かけたお坊さん、忙しそうでした、、、。(2015年秋詠)
とめどなき蟻の行列長崎忌
六日の広島忌に続いて今日九日は長崎忌です、、、。(2015年秋詠)
風吹けばほろりと零れ芋の露
今年は旱続きで、散歩途中の畑の芋の葉も露どころではない風情、色も変わりしおれてきています。一雨欲しい所です。子供の頃は七夕も月遅れでした。ちょうど夏休み、短冊に願い事を書く墨を磨るために朝早くから芋の露を集めに行ったものでした。とうとう上達はしませんでしたが、そうして墨を磨ると習字が上達すると言うことでしたね、、、。(2015年秋詠)
秋の空映して秋の川となる
立秋です。とは言うものの連日の猛暑、秋らしくなるのはもうしばらく先のことですね。せめて俳句だけにでも、小さな秋を見つけられると良いのですが、、、。(2015年秋詠)
広島忌マイクの拾ふ蝉の声
今年も原爆の日がやってきました。平和のありがたさをかみしめながら、今日一日を過ごしたいと思っています、、、。(2015年夏詠)
朝涼や猫が転がるアスファルト
気持ちいいのだろうなあと思う、、、。(2015年夏詠)
強きもの弱きを挫き旱かな
自然は厳しい。弱いものは容赦なく淘汰される。淘汰されたものは食物連鎖で次のものの餌となる。どうしてミミズは熱いアスファルトに出てくるのだろうと見ていたら、雀が飛んできて咥えて行った、、、。(2015年夏詠)