道の駅で買って来た里芋の中に皮を剥けないほど極小の芋が入っていた。それを庭の隅に植えておいたら芽が出て、大きくはないが露の玉が出来る程の葉っぱになった。芋は小さいだろうと露の鑑賞だけにとどめたのが昨年。今年もまた芽が出て、期待していたら暑さに負けて、葉っぱが枯れてしまった。今再び小さい葉っぱが出ているが露がたまるほどでは無い。このまままた一年、、、。(2023年秋詠)
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捨てられし所に育ち芋の露
道べりの畑と土手の僅かな隙間に収穫後の里芋の屑が捨てられていたのは数年前の事でした。屑と言ってもお百姓さんから見ればの話、私から見ればじゅうぶん食用になる芋でしたが、黙って持って帰るわけにはいかずそのままにして忘れてしまいました。それから数年、その芋から芽が出て今では立派な芋の葉が何枚も育っているのです。朝の散歩で通ると露が大きな玉となって光っています。あの下にはたぶん立派な里芋が育っているのでしょうね、、、。(2022年秋詠)
風吹けばほろりと零れ芋の露
今年は旱続きで、散歩途中の畑の芋の葉も露どころではない風情、色も変わりしおれてきています。一雨欲しい所です。子供の頃は七夕も月遅れでした。ちょうど夏休み、短冊に願い事を書く墨を磨るために朝早くから芋の露を集めに行ったものでした。とうとう上達はしませんでしたが、そうして墨を磨ると習字が上達すると言うことでしたね、、、。(2015年秋詠)