足見えぬほどに膨れて寒雀

近所にある道沿いのお宅、家の前の菜園の隅に植えられたピラカンサスが大きくなって、赤い実をたわわに付けている。なぜかそこに毎日雀がたくさんとまっている。実を食べているわけではない。おしゃべりは多少聞こえるが、ほとんどが同じ方向を向いて整然ととまっている。少し坂になった道とピラカンサスの間には用水が流れている。だから安全と知っているのか、私と犬が通っても平気でこちらを観察している。ふさふさの羽毛が温そうだ、、、。(2010年冬詠)