泳いだ後にジャグジーで寛いでいると、二歳ぐらいの男の子と、赤ん坊を抱いた若いお母さんが入ってきた。赤ん坊は水玉模様の水着を着せられているから女の子だろう。プールの貸し出し用のキャップで隠れそうな頭が何だか頼りない。「どれくらいになるの?」「4ヶ月半です。今日がプールのデビューなんですよ」「これぐらいから慣らすといいだろうね」「そうなんです。お兄ちゃんの時は大変でした」と言うそのお兄ちゃんも、まだキャップにジャグジーの泡を溜めて遊んでいるぐらいなんだが、、、。(2014年春詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
泳いだ後にジャグジーで寛いでいると、二歳ぐらいの男の子と、赤ん坊を抱いた若いお母さんが入ってきた。赤ん坊は水玉模様の水着を着せられているから女の子だろう。プールの貸し出し用のキャップで隠れそうな頭が何だか頼りない。「どれくらいになるの?」「4ヶ月半です。今日がプールのデビューなんですよ」「これぐらいから慣らすといいだろうね」「そうなんです。お兄ちゃんの時は大変でした」と言うそのお兄ちゃんも、まだキャップにジャグジーの泡を溜めて遊んでいるぐらいなんだが、、、。(2014年春詠)