遮断機や椿木蓮雪柳

プールへの道の途中に踏切があります。その傍に司法書士の看板の出た大きなお家があります。庭には四季おりおりの花が咲きます。普段でも一旦停止の度に見て通ります。遮断機が下りているともう少しゆっくりと見ます。それで、とりあえずこの日に眼に入った花を並べてみました。遮断機の向うには釣具屋さんがあります、、、。(2015年春詠)

天国と地獄ぽてりと椿落つ

椿の種類もずいぶん増えましたね。昔は椿と言えば藪に生えている赤い花を思っていました。「赤い椿白い椿と落ちにけり」 と河東碧梧桐の句がありますが、白は数も少なく珍しかったと思います。我が家のピンクの椿も、植えた当時は珍しいと言われて得意だったものですが、今ではごく普通に見られる椿になってしまいました。掲句はそのごく普通の我が家の椿、今年もたくさん花を付けました、、、。(2015年春詠)

一本の百花に余る椿かな

3月11日合歓の会吟行「宏己のぶらりぶらり」での句。今回は早島駅から早島公園を吟行、「いかしの舎」で句会。早島公園に登り、この見事な椿を見たころから雨に降られ、早々にいかしの舎へ移動した。「雨は俳人の味方」とおっしゃる方もあったが・・・。(2012年春詠)早島公園の椿