桜前線北上中です。とは言うものの、まだまだ寒い日がありますね。掲句は昨年ですが、先日の倉敷での句会の時に、アイビースクエアのメタセコイアの大木のそばにクレーンが伸びていました。メタセコイアよりも高く、見ごたえがありました、、、。(2016年春詠)
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花冷や虚空はるかに鳶一羽
彼岸を過ぎたのに相変わらず寒いです。寒暖の差が大きく、昼間はさすがに暖かくなってきましたが、朝にはまだ薄氷が見られます。もう一日二日と思いますが県北の桜は足踏み状態です、、、。(2015年春詠)
花冷や灯せば闇の深まりて
油断をしていたら書き損じてしまいました。今更花冷もありませんね、、、。(2014年春詠)
花冷や閉ざす町屋の忌中札
ネットで俳句を始めて5年目ぐらいの頃、吟行も句会もこれが始めてだった。倉敷でオフ句会という甘い言葉に誘われて出かけたが、いきなり五句出句と聞かされ唖然としながら作った句。アイビースクエアから阿智神社へ向かう途中の立派なお宅、忌中札が貼られ閉じられた木戸がいかにも寒そうだった。あれから10年、今では倉敷へは年に何度も吟行に出かけるが、あのお宅がどのお宅だったのか未だに分からない。とにかく夢中で過ごした一日だった。そして私が初めてH女史に会ったのもこの時だった。水色のカーディガンを着た女史はひときわ目立つ存在で、すでに風格すら漂わせていたのである。(2002年春詠)