諭しつつ犬の草の実取りにけり

立秋です。立秋にふさわしい句にしたほうが良いのですが、一度は書かなければならないのでこの一句に。夏が越せずに私の相棒、愛犬もみじが7月31日夜9時30分に亡くなりました。覚悟はしていたつもりですが、一週間たった今も悲しみは消えることなく、何となく日々を過ごしています。とは言え、今日からは秋、そろそろ心を切り替えなければなりません。このブログも犬が居なければ成立しないのですが、もう少し続けようと思っています。一緒に歩いた所も一人で歩けば、また違った景が見えるかも知れませんから、、、。(2018年秋詠)

子のごとく叱る草の実付けし猫

叱って効果がある訳でもなし、猫のほうも心得たもので、耳を畳んで首を縮め、おとなしくしているが身体は低く、いつでも逃げ出せる体勢をとっている。たいてい後二つ三つのあたりで気を緩めると、するりと逃げ出してしまう、、、。まあ草の実だから良いようなもので、下手をしてドブにはまって帰ってきた時は最悪である。風呂場の戸を閉め、引っかかれないように気をつけながら、しばらく格闘することになるのである、、、。(2010年秋詠)