我が家の門前で死んだ野良猫、正月で役所も休みだったので、自分で河原まで運んで埋めてやった。それから時々散歩のついでに見に行ったがいつの間にか足が遠のいていた。昨年の秋久しぶりに思い出して行ってみたら場所も判らないぐらい草に覆われていた。それから一年、今年も行ってみたが、今年は道まで葛に覆われていて、近づくことすら出来なくなっていた、、、。(2024年秋詠)
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身に入むやビニール傘が杖替はり
近所の年齢不詳の女性、天気が良いのに傘を杖替わりに歩かれている。すれ違う時に笑いながら「杖が要るようになって」と、、、。言われなければ気にはならないのに、と思ったが返事のしようが無かった、、、。(2023年秋詠)
身に入むや靴脱いで出す砂の粒
破れてもいないのに、どうして砂粒が入るのだろう?と思う事がありませんか。それもアスファルト舗装の道を歩いているのに、、、。(2021年秋詠)
身に入むや犬のため掘る墓の穴
2001年の日付があるから、我が家の初代のプードルが亡くなった時の句です。その孫が今の我が家の長老、最近目も耳も少し悪くなったようで、声をかけても気づかないことが多い。私と一緒で、実は聴こえないふりをしているだけかも知れない。年寄の特権、、、。(2001年秋詠)