身に入むやビニール傘が杖替はり

近所の年齢不詳の女性、天気が良いのに傘を杖替わりに歩かれている。すれ違う時に笑いながら「杖が要るようになって」と、、、。言われなければ気にはならないのに、と思ったが返事のしようが無かった、、、。(2023年秋詠)

身に入むや犬のため掘る墓の穴

2001年の日付があるから、我が家の初代のプードルが亡くなった時の句です。その孫が今の我が家の長老、最近目も耳も少し悪くなったようで、声をかけても気づかないことが多い。私と一緒で、実は聴こえないふりをしているだけかも知れない。年寄の特権、、、。(2001年秋詠)