これは我家から国道を渡ったところにあるお宅。道路脇に農機具小屋があり、その隅に小さな犬小屋が置かれていた。黒白のぶちの犬が飼われており、通勤の途上ではよく吼えられたが、たまたま昼間に通ると、暑さのせいか犬は眠りこけており、家の前に立てられた柱の上からは矢車の小気味よい音が降ってきた。すでに端午の節句は過ぎ、鯉幟の姿はなかった。(2001年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
これは我家から国道を渡ったところにあるお宅。道路脇に農機具小屋があり、その隅に小さな犬小屋が置かれていた。黒白のぶちの犬が飼われており、通勤の途上ではよく吼えられたが、たまたま昼間に通ると、暑さのせいか犬は眠りこけており、家の前に立てられた柱の上からは矢車の小気味よい音が降ってきた。すでに端午の節句は過ぎ、鯉幟の姿はなかった。(2001年夏詠)
昔の田舎の鯉のぼりは大きなものが多く、毎日朝揚げて夕方にはしまっていた。
私の鯉のぼりも裏庭に建てられた大きな柱の上で泳いでいた。
鯉のぼりは祖父の手書きで木綿の生地に墨で鯉を描いた物だった。
矢車が付いていたかどうかは記憶に無い。
手描きとはすばらしいですね。