塀越しに渡す回覧額の花

私の家はちょっと外れていますが、町内の多くの家は旧出雲街道沿いにあります。車がすれ違えないような道ですが、昔はこの道をボンネットバスが走っていたと言うので驚きです。そうしてみると、ボンネットバスってちいさかったんだと、子どもの頃に乗ったバスを思い出したりしてみます。ちょっと外れた私の家から回覧板を回すには自転車を使います。キキキーッとブレーキの音をさせると、Rさんの奥さんが塀の向うに顔を出す。「回覧」と言う前に「ご苦労さん」の声。自転車に跨ったまま回覧板を渡します。梅雨の晴間の額の花がきれいです。(2001年夏詠)

「塀越しに渡す回覧額の花」への4件のフィードバック

  1. 中学校の修学旅行から帰ってきた時に迎えに来てくれた備北バスの色とストライプに懐かしい気持ちになった事を思い出します。
    田舎のバスはおんぼろ車とかいう歌も有ったけど備北バスの車体は都会で見たバスに負けることなく意外とセンスが良かったと思います。

    1. 故郷のバスって懐かしいものですね。
      今でも見かけると、前に掲げてある団体名を見上げたりします。

  2. 旧出雲街道の細い道をそれて更に細い道をうろうろ迷い、やっと吉井川の土手道に
    出たら、目の前が井堰でした。やっと訪問できました。
    名前は、嵯峨井堰でしたね。
    川を斜めに仕切ったユニークな井堰、先人のアイデアと工事の苦労をまざまざと
    思い浮かべました。
    15分ほど佇んで5句ほど句想を得ることが出来ました。
    梅雨晴間の土手風が爽やかでした。
    回覧板を持った牛二さんに遭遇したかもしれませんでしたね。

    1. 行き着けて良かったですね。
      今日は回覧はありませんでしたが、言っていただければすぐに行きましたのに、、、。
      向かいの山が嵯峨山と言って、城跡があるそうです。
      歩いて登らないと無理なところのようですが、一度のぼってみたいと思っています。
      昔の山城のようです。

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