井倉洞吟行<その6>さて、入洞組三人は一つでも多く句材を拾おうと、足も遅く(運動不足もありますが)、広場があれば忘れないうちにと手帳を広げたりするものですから、結局吟行の一時間を洞の中で過ごしてしまいました。先生が足を滑らせるという危ない場面もありましたが、事無きを得、無事に地球の胎内から生還したのはちょうどお昼でした。橋の上から眺めた高梁川の河岸に彼岸花が数本咲き始めていました。-続く-(2012年秋詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
井倉洞吟行<その6>さて、入洞組三人は一つでも多く句材を拾おうと、足も遅く(運動不足もありますが)、広場があれば忘れないうちにと手帳を広げたりするものですから、結局吟行の一時間を洞の中で過ごしてしまいました。先生が足を滑らせるという危ない場面もありましたが、事無きを得、無事に地球の胎内から生還したのはちょうどお昼でした。橋の上から眺めた高梁川の河岸に彼岸花が数本咲き始めていました。-続く-(2012年秋詠)
速い彼岸花ですね、こちらでは昨日早朝ランニングで初めて見かけました。
律儀に秋分の日辺りに咲くとは自然の凄さです。
お彼岸を待って咲いたか曼珠沙華 ってとこでしょうか。(請う、添削)
彼岸花って不思議ですね。
全国的に同じ頃に咲くのは温度ではなく日差を覚えているのでしょうね。
「お彼岸を待って咲いたか曼珠沙華」
う~ん、確かにその通りなのですが、、、。お手上げです。
俳句では春の彼岸を「彼岸」秋の彼岸は「秋彼岸」として区別します。
「曼珠沙華」も季語です。
俳句は付かず離れずぐらいで詠むほうが良いようです。
添削にはならないのですが、
「曼珠沙華石一つ置く犬の墓」
のような感じでしょうか。
私の好きな曼珠沙華の句
「何の包みか母の外出曼珠沙華 窪川寿子」
億年の鍾乳洞からでて最初に目にしたのが、極めて季節限定の彼岸花、しかも石の河原に二三本だったものですから、大げさですが、感動しました。吟行の目で見たからよけい感動したのかもしれません。
確かにあの彼岸花は早かったですね。
吟行に合わせて咲いてくれたのでしょう。
「お彼岸を待って咲いたか曼珠沙華」
季語がふたつありますし、お彼岸に咲くということはだれでも知っていることなので
「その時を待つていたかに曼珠沙華」 ではどうでしょうか。、
ありがとうございます。
「曼珠沙華」より「彼岸花」のほうが良いかも知れませんね。
「その時を待つていたかに彼岸花」
そうですね。「彼岸花」の方がより句意がはっきりしますね。
マーチさん牛二さん、つたない駄作にお付き合いいただき恐縮至極です。
彼岸は春秋有るので季語にはならず、春か秋の文字を加えて季語とするのかなと勝手に思いましたが違っていました。
皆さん随分いろいろ考えて作られるから頭を使って心の健康に良さそうですね。
さらに吟行は身体の健康にも良さそう、いい御趣味ですね。