深秋の見慣れし街に知らぬ道

元来が出不精で、普段は必要なところにしか行かない。道も一つ覚えたらたいていその道を通ってしまう。だから、たまに横道に反れようものなら、新鮮な風景に出会って驚くのである。見慣れていたのは表通りだけで、実はその裏にこんな風景があったのだと。掲句は津山吟行での句。かつて歩いた田園地帯が、いつのまにか住宅地になり、また知らない道が増えていた。(2010年秋詠)

「深秋の見慣れし街に知らぬ道」への2件のフィードバック

  1. 私もあまり裏道は知りません。ついつい大きな表の道を利用します。
    友人のF君は反対に裏道・抜け道を良く知っています。
    何が違うんでしょう?好奇心?探究心?冒険心?・・・・・・・?

    1. 冒険心かなあ。
      夏休みにF君のオートバイの後に乗っけてもらって、毎日走り回った記憶があります。
      一度走っていて山奥で前輪の車軸が折れたことがありました。
      近くから電話をすると、ほどなく親父さんが車軸と工具を持ってきて、あっという間に直してくれました。
      仕事もそうでしたが、器用な方でしたね。

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