寄り添ふて水脈ひとつなる残り鴨

いつ帰るのだろうかとやきもきしているうちに、ある朝突然に居なくなっていることに気付く。残った番の鴨が寄り添って水面を滑っている。どんな理由で帰る鴨と残る鴨に分かれるのだろうか。残っているのは前から二羽だけで行動していた鴨だろうか。なんてことを考えたりするが、帰った鴨も残った鴨も同じ顔で見分けがつかない。寂しさのある季語と思う。(2008年春詠)

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