古くもなく新しくもない、と言った風情の住宅街だった。少なくとも見える限り通の両側は庭付きの普通の民家で埋まっており、農家らしい家など見当たらなかった。そんな中の通に面したシャッターの上がった車庫を覗くと、車ではなく大きなトラクターが入っていた。農家らしくない佇まいの家の車庫の中でトラクターは、「どうだ」と言わんばかりに、外車なみの存在感を見せていた。大きなタイヤには土が乾いていたが、、、。(2012年春詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
古くもなく新しくもない、と言った風情の住宅街だった。少なくとも見える限り通の両側は庭付きの普通の民家で埋まっており、農家らしい家など見当たらなかった。そんな中の通に面したシャッターの上がった車庫を覗くと、車ではなく大きなトラクターが入っていた。農家らしくない佇まいの家の車庫の中でトラクターは、「どうだ」と言わんばかりに、外車なみの存在感を見せていた。大きなタイヤには土が乾いていたが、、、。(2012年春詠)
子供の頃の田んぼでは牛を使って耕す光景を見かけたし、人間が取っ手を引っ張って自分で耕す為のすきも使っていた。
乗用では無い手押しタイプの耕耘機はその後導入されたけれど乗用の外車なみのトラクターはついぞ見かけなかった。
最近は乗用トラクターも普及しているのだろうか?
以前行ったアジアの国では牛がすきを引く光景を見かけ、懐かしく感じたがあれはどこだったかな?
普及どころか最近のトラクターはエアコンまで付いていてすごいですよ。