ダム湖の水量が減り、周囲に土の色があらわになってくると、そこに多くの水跡が見えてくる。そのそれぞれがかつての小川だったのだろう。いったい幾つの川があったのだろうか。二本が一本になり、また一本が加わり、しだいに太くなった川辺に村が出来、人々のささやかな営みがあったのだろう。その全てを飲み込んで今ここに一枚の湖面がある。そんなことを考えながら国道429号線を走っていたときの句、、、。(2013年春詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
ダム湖の水量が減り、周囲に土の色があらわになってくると、そこに多くの水跡が見えてくる。そのそれぞれがかつての小川だったのだろう。いったい幾つの川があったのだろうか。二本が一本になり、また一本が加わり、しだいに太くなった川辺に村が出来、人々のささやかな営みがあったのだろう。その全てを飲み込んで今ここに一枚の湖面がある。そんなことを考えながら国道429号線を走っていたときの句、、、。(2013年春詠)