岡山野田屋町あたりで見つけたお宅、路地と路地の入り組んだ街の角に、取り残されたように佇んでいた。玄関脇の植え込みに、八手が白い花をつけ初冬の日差を浴びていた。柱に小さな郵便受を取り付けた、庇の短いこじんまりとした玄関には、今時珍しい木の引戸が付いていた。周囲には近代的な住宅が立ち並ぶ中で、そこだけが昭和の時代だった。まるで、西岸良平の漫画に出てくるような家、、、。(2014年冬詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
岡山野田屋町あたりで見つけたお宅、路地と路地の入り組んだ街の角に、取り残されたように佇んでいた。玄関脇の植え込みに、八手が白い花をつけ初冬の日差を浴びていた。柱に小さな郵便受を取り付けた、庇の短いこじんまりとした玄関には、今時珍しい木の引戸が付いていた。周囲には近代的な住宅が立ち並ぶ中で、そこだけが昭和の時代だった。まるで、西岸良平の漫画に出てくるような家、、、。(2014年冬詠)