凱旋桜で有名な県北の新庄宿、ここまで行くと一足遅れの桜が楽しめると出掛けて行った昨年の句、、、。(2019年春詠)
月: 2020年4月
引き取れぬ子猫の話持ち帰る
近所の家で面倒を見ている野良猫が近くの倉庫で出産し、その子猫を家に連れて帰って来た。さあどうしましょう。一匹飼えませんか?と言う話を家内が持ち帰った。うちには犬が沢山いるからと断った、とは言うものの、その子猫がうちの居候猫の子だったらどうする?と、話は複雑。昨年の話、、、。(2019年春詠)
すかんぽの昔日噛めば酸つぱくて
河原のきれいそうな所の一本、それも先のほうを齧ってみました。子供の頃は当たり前のように齧っていたものですが、さすがにそれは、、、。(2019年春詠)
一年を十日に集め桜守
桜守とは言うものの、片手間のただのボランティア。ご苦労さまです。今年も十分に楽しませて頂きました、、、。(2019年春詠)
ポーと鳴る遠き汽笛や花曇
遠くの駅を出る列車の汽笛だろうか、汽笛までのんびりと聞こえる、、、。(2019年春詠)
春風駘蕩疎にして漏るる大欠伸
長閑、犬も猫も私も、、、。(2019年春詠)
花筏分けて二羽行く用水路
桜並木の側を 広めの 用水路が流れています。落花の季節にはその広めの水面が花びらで埋め尽くされるようにして流れていきます。たまたまその中に下りていた二羽の鴨、その花びらの中を流れに逆らって、、、。(2019年春詠)
故郷の過疎もまた良し山笑ふ
掲句は昨年、今年も先日帰省してそんな感覚になりました。春だからかも知れません、、、。(2019年春詠)
リュック背に老いし少年揚雲雀
昨年の句。見た感じでは年の頃は八十ぐらいでしょうか。きちんとした服装に白い帽子、背中にリュックを背負って田圃の中の道を桜並木を目指して歩いて行かれる。背筋も伸びて足取りもしっかりして、まるで少年のよう。花の期間に何度も同じ方を見かけました、、、。(2019年春詠)
上見れば花下見れば五百円玉
4月1日とは全く関係ありません。時には下も見るものです、、、。(2019年春詠)