土手の上の桜並木で鳴く鳥の声に合わせるように、土手の下の畑を耕す老夫婦の鍬の音が進んで行く。ゆったりとゆっくりと、ちょうど良い感じに合っていて、なんとものどかな春の昼下がりでした、、、。(2015年春詠)
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囀の上に囀ある大樹
暖かくなると何となく心が緩んでくるのは鳥も同じようですね。寒い間は弱い鳥を追っ払っていた強い鳥が知らん顔をしています。上下に分かれてはいますが違う種類の鳥が同じ樹の上で囀っている姿が見られるようになります。春は楽しいですね、、、。(2015年春詠)
囀と言ふ静けさのありにけり
私の実家は滅多に車の通らないような山の中にあります。だから雑音がありません。鳥の囀りもとてつもない静けさの中から聞こえてきます。この静けさが好きで、たまに帰ると一人で耳を澄ませます。その静けさの中で暮らしている人にとっては何でもないことで、私が「静かだなあ」と言うと決まって怪訝そうな顔をします。もっともな事で、あちこちから囀りが聞こえる中で静かと言う、私のほうがおかしいのでしょう、、、。(2013年春詠)
一身に光あつめて囀れる
やっと今日で二年間書き続けたことになります。読んでくださった皆様に感謝です。ありがとうございました。ページ内には表示していませんが、ヒット数も35000を超えました。中には歓迎できない訪問もありますが、それも数の内、ありがたいことです。いつまで続けられるかわかりませんが、それまでよろしくお願いします、、、。(2013年春詠)