トントンと上がれるのはせいぜい十段、とりあえずそこで葉桜を鑑賞、、、。(2020年夏詠)
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どの店も五月へ扉みな開けて
ちょっと出かけた街の商店街、通りへ向けた入口がことごとく開いていた。まるで五月の風を呼び込もうとするように、、、。(2020年夏詠)
窓を背の卓に立夏の朝日差す
いつもと変わらない日常も立夏と思えばテーブルに差す朝日の光さえも新鮮に見える、、、。(2020年夏詠)
五月来る始発列車に起こされて
五月です、、、。(2020年春詠)
先生のつましき暮らし豆御飯
ちょっと昔を思い出して、、、。(2020年春詠)
糸蜻蛉止まり直してひと呼吸
最近虫の句が多いとご指摘がありましたがまた虫の句です、、、。(2019年秋詠)
白鷺の湖面すれすれ影連れて
秋になって水の色が濃くなり、湖面を飛ぶ白鷺の白がよく映えます。歳時記では白鷺は夏に分類されていますが、個人的には秋初めのこういう白鷺のほうが好きです、、、。(2019年秋詠)
一人ゆく一人の音や旱草
一人で散歩するようになった頃の句です。先日久し振りにその河原を歩くと、今年は蛇が少ない。蛇の衣にも出会わない。まあそのほうが良いのですが、、、。(2019年秋詠)
滔滔と水吐くホース冷し瓜
瓜は自然の水の冷たさで冷やしたぐらいが美味しいと思う、、、。(2019年秋詠)
広島忌防音壁と夾竹桃
また八月六日がやって来ました。平和でありますように、、、。(2019年夏詠)