気付けばずいぶん日差が強くなっています。ふらふらとやって来た蝶の影が、石の上にくっきりと、蝶に合わせてふらふらと、、、。(2019年春詠)
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咲ききつて花に憂ひのなかりけり
去年こんな句を残していました。咲く時は咲く、散る時は散る。これが昔から見て来た桜の美しさだと思うのですが、今年はいつまでもしがみついて少しずつ散って行く桜です。自然まで変わってしまったのかなあと思ってしまいます、、、。(2019年春詠)
高らかに鳥の歌へば春深む
鳥の声は元気そのもの、いよいよ春が深まって来ました、、、。(2019年春詠)
電柱の上より零れ鳥交る
おおらかでよろしい、、、。(2019年春詠)
広すぎる鳥引きし後の山の湖
湖と言うか池と言うか、ただっ広い水面にさざ波が立っている、、、。(2019年春詠)
一人来て一人座りし土手の春
土手の上、河原に下りる石段の端に腰かけて、川に向かって一人、こんな人も、、、。(2019年春詠)
花冷や脇本陣に囲炉裏の間
凱旋桜で有名な県北の新庄宿、ここまで行くと一足遅れの桜が楽しめると出掛けて行った昨年の句、、、。(2019年春詠)
引き取れぬ子猫の話持ち帰る
近所の家で面倒を見ている野良猫が近くの倉庫で出産し、その子猫を家に連れて帰って来た。さあどうしましょう。一匹飼えませんか?と言う話を家内が持ち帰った。うちには犬が沢山いるからと断った、とは言うものの、その子猫がうちの居候猫の子だったらどうする?と、話は複雑。昨年の話、、、。(2019年春詠)
すかんぽの昔日噛めば酸つぱくて
河原のきれいそうな所の一本、それも先のほうを齧ってみました。子供の頃は当たり前のように齧っていたものですが、さすがにそれは、、、。(2019年春詠)
一年を十日に集め桜守
桜守とは言うものの、片手間のただのボランティア。ご苦労さまです。今年も十分に楽しませて頂きました、、、。(2019年春詠)