手を上ぐるだけのあいさつ朝涼し

私より十才ぐらい上だろうか、同じ町内のKさんの家は、私の散歩コースから間に田圃一枚置いたところにあり、庭にいるKさんの姿がコースから見える。退職された当時は毎日のように姿が見えたが、このところ腰痛とかで見かけることがめっきり少なくなった。久しぶりに見かけたKさん、こちらに気付いたようなので手を上げると、以前と同じように笑顔で手が上がった。どうやら元気を取り戻されたようだった。(2011年夏詠)