一通は喪中の葉書夕時雨

ポロリポロリと来る喪中の葉書、最近は知り合い本人の喪中を知らせるものが混じるようになった。それに加えて年賀状仕舞の葉書、これも寂しいが葉書の値段も上がったしなあ、と私も思案中です、、、。(2023年冬詠)

自転車で通る異国語夕時雨

毎日我が家の横を自転車で通る三人の若者、話している言葉は分からないけれど顔はアジア系の、今話題の技能実習生だろう。出会えば片言の日本語で挨拶してくれる。見た目は決して十分な生活をしているとは思えない、むしろ低賃金で我慢して我慢して働いているのだろう。たぶん、と思える彼らが働いている事業所には3年間もの研修が必要とは思えない。三人で自転車で雨の中を傘もささずにしゃべりながら家路を急いでいる、、、。(2017年冬詠)