屋根の上に見える昔ながらのアンテナは八木アンテナと言います。今はケーブルテレビの普及や、壁型のアンテナが出来て、昔ほどは見られなくなりましたが、それでも古い街を歩くとまだまだ残っています。必ず同じ方向を向いていて、その方向を見ると山があり、テレビ塔があるのです、、、。(2016年春詠)
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ニット帽脱げばツルリと春の風
昨日も禿げ頭と書いて、今日もまた禿げ頭ですが、けっして禿げ頭を笑っているものではありません。むしろ、突然ニット帽の下から現れたよく手入れされた頭に驚いて、尊敬の念さえ抱いてしまった時の句です、、、。(2016年春詠)
髪切つて耳の後に春の風
最近は早いのと安いのが売りの散髪屋さんに行きます。面倒なのでほとんどお任せです。気が付くと後の祭り、切られた髪は戻らない(掲句とは関係ありません)、、、。(2003年春詠)
陸橋の高みに春の風あふれ
掲句、西川緑道公園の万町跨線橋東にある大きな陸橋での句です。田舎で暮らしていると、普段に陸橋を渡るなんて事はまずありません。だから結構新鮮で、天気が良ければしばらくは信号に従って整然と流れて行く車を眺めたり、風に吹かれたりします。あまり長く見ていると変な老人と見られそうですが、、、。(2015年春詠)