田圃の蛙は田植が終わるとすぐに産卵するのでしょう。孵化するのがちょうど今頃、覗くと小さいオタマジャクシがうじゃうじゃと逃げ惑っています。掲句のオタマジャクシはもう少し後、蛙になる寸前の肺呼吸を始めた頃のオタマジャクシ、農薬のせいでしょうかその頃には数もずいぶん減っています、、、。(2020年夏詠)
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無人駅待合室に燕の巣
某無人駅の待合室。居心地が良いのだろう毎年燕の巣を見かける。巣の下には注意書、見上げるとおとなしく黄色い嘴が並んでいるが、親が戻って来ると途端に賑やかになる。燕の巣は徹底的に嫌われて取り除かれる所があるが、管理される方の優しさだろう、こういう景に出会うとうれしくなる、、、。(2020年夏詠)
母の手の作りし寿司の芽山椒
古い句ですが母の日なので母を思い出して、、、。(1998年春詠)
艶やかに雨後のみどりの日の緑
新緑がきれいです。雨に濡れると殊更です、、、。(2020年春詠)
一抱へほどに括られ豆の花
近所の家庭菜園、いつも上手に育てられる。と思っていたらどうやら大きくなり過ぎたようで、ざっくりと括られていました、、、。(2020年春詠)
子雀の一度に飛べぬ巣への距離
散歩の途中で出会った雀の子です。ちょっと足(羽)を延ばし過ぎたようです、、、。(2020年春詠)
鳥声や結末のなき春の夢
はやくも四月の終り、春ももう少し、鳥の声に目覚めて春の夢は相変らずの中途半端、、、。(2020年春詠)
出掛けぬと決めし一日昭和の日
一年後には「去年の昭和の日はコロナで・・・」と書けるかな、と思いながら昨年の昭和の日に詠んだ句ですが、そうはなりませんでした。今年も出かけません、、、。(2020年春詠)
雨風に声が声呼ぶ蛙かな
一匹が鳴きだすとあっちでもこっちでも、、、。(2020年春詠)
背の高き一樹まるごと藤の花
近くの神社の藤の花。花の時季になるとその存在感を示す。田圃一枚離れた道から見ると、高い木々の一番上のあたりが藤色に染まって見える。近寄って見ても芯になっている木が分からない、、、。(2020年春詠)