立春のピリリと朝の空気かな

掲句は昨年の立春、今年はこうじゃあ無いですね。いよいよ春。俳句と出会って良かったと思う事の一つは季節の先取りです。暖かくなるのはまだ先ですが、春と思えば同じ寒さも冬とは違うものです、、、。(2020年春詠)

パトカーの後走りて飛花落花

山道に差し掛かる手前でパトカーの後に付いた。赤色灯に先導されるようにして山道のカーブを曲がると、大きく張り出した桜の木の下へ。桜はちょうど落花の真っ最中、赤色灯に誘われるように花びらが舞う。その中をゆっくりとパトカーに続いて走って行く。パトカーの後もたまにはいいもんだと思った昨年の句。峠までしばらくはこんな道が続いた、、、。(2019年春詠)