発見の連鎖、春と言えば犬ふぐりですね、、、。(2023年春詠)
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億万の中の一つの犬ふぐり
身近にあるのに気づかない花。気づいた時にはすでに億万の中の一つの花、、、。(2020年春詠)
千の花咲けど地の花犬ふぐり
暖冬で早くからいろいろな植物が動き始めたものだから、犬ふぐりの事をすっかり忘れていました。気づけばもうあちこちに、、、。(2019年春詠)
犬ふぐり最初の一つ見つけたし
昨年の俳句手帖を見ると2月6日にこんな句を書いています。その数日後に見つけた句がありますが、残念、最初の一つではなかったですね。一つ見つければ周囲には次から次に見つかるのです。どうやら日差があれば咲いて、日差の無い日は花を閉じているようです。夕方も日が傾きかけると早々と花を閉じます。実は今年も日差があり暖かかった2月2日に見つけてしまったのです。今年もそろそろと書こうと思っていたのですが、昨日の散歩中には普通にいくつも、、、。(2015年春詠)
忘れたる事の数ほど犬ふぐり
書こうと思っていたこの句を忘れていました。ので、今年も犬ふぐりの句はもう書いたのですが、再び犬ふぐりの句です。今書かずにおくと、きっと来年は完全に忘れてしまう、、、。(2014年春詠)
犬ふぐり一つが千にたちまちに
もう芽が出ていると思っていたらいつの間にか咲いているのが犬ふぐりですね。それも気づいた時には必ず周囲に広がっています。一度でいいから誰よりも早く、最初の一つを見つけたいものです、、、。(2012年春詠)
犬の鼻嗅ぎし所に犬ふぐり
気付けば咲いている花、犬ふぐり。この年は不覚にも犬に先を越された、、、。(2013年春詠)
犬ふぐり地に咲く星と思ひけり
犬ふぐりの咲き始めって、ちょうど夕空に星が出始めるのと同じようだと思いませんか。最初の一つは偶然見つけるのです。そして一つ見つけると次を探したくなって、次から次へと、ちょうど夕空に増えていく星を探すように、探してしまうのです、、、。(2011年春詠)