田の蝌蚪の浮いて刹那の息を吸ふ

田圃の蛙は田植が終わるとすぐに産卵するのでしょう。孵化するのがちょうど今頃、覗くと小さいオタマジャクシがうじゃうじゃと逃げ惑っています。掲句のオタマジャクシはもう少し後、蛙になる寸前の肺呼吸を始めた頃のオタマジャクシ、農薬のせいでしょうかその頃には数もずいぶん減っています、、、。(2020年夏詠)

田の蝌蚪の覗けば右往左往かな

田植から一か月あまりの田圃、オタマジャクシがたくさん発生しています。いきなり覗いて逃げ惑う姿を楽しんでいます。春の季語の蝌蚪ですが、どちらかと言えばこの時期の田圃の蝌蚪のほうが見慣れています、、、。(2017年夏詠)