城址てふ碑ひとつ残り柿

近所にある城址、今は畑となった小さな丘の隅に石碑が立っているのみ。その傍に柿の木、実の形状から見ると渋柿だろう。かつての面影は全くないが、古地図を見ると確かに城があり、その地図の端っこのほうの我が家のある辺りもその関連だったようだ。その名残か昔の住居表示では「字小門」となっていた、、、。(2017年冬詠)

裏窓の明るし残り柿に鳥

鳥が運んだ柿の種が芽を出し大きく育ち、去年ぐらいから実を付けるようになりました。残念ながら渋柿でした。熟柿になれば食べられるかもしれないと待ってみましたが、やっぱり少し渋が残った味でした。鳥たちが来て賑やかに遊んでいますが、さて鳥たちは食べてくれるかどうか、、、。(2015年冬詠)