大原美術館の本館と分館、その間での句、、、。(2015年夏詠)
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飼主も犬も摺足油照
こんな暑い時に散歩に行かなくても、と思ったがねだられて出てしまった。後悔先に立たず、真昼の日差しと焼けたアスファルトからの照り返しで、頭も朦朧としてくる。もともとしっかりと足を上げて歩くほうではないが、こんな日はついつい摺足になって躓きそうになってしまう。犬は飼主に似ると言うが、他人から見ると愛犬「もみじ」もご多分に漏れず私にソックリなのだそうだ。なので、時々摺足になって躓きそうになる。「しまった、おねだりするのではなかった」と、その時はたぶん思うだろうが、翌日には同じようにねだってくる、、、。(2011年夏詠)