秋です!とは言うものの、、、。(2022年秋詠)
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蜩や片側暮るる峡の村
昨日の夕方外に出ると賑やかな蝉の声の中に混じって聞こえるのは確かに蜩、途端に涼しくなったような気がしました。掲句は昨年、田舎にて、、、。(2022年夏詠)
言はずとも育つ南瓜に声掛けて
掲句は昨年、今年はとうとうこの時の南瓜の種からは芽が出ませんでした。捨てた種から次の年の南瓜が、と何年も繰り返しましたがとうとう途絶えてしまいました。残念、来年は新しい苗を買って一からスタートするつもりです。同じように声をかけて育てます、、、。(2022年夏詠)
一つ角曲がれば霧となる山路
昨年の国道429号線の山道での句。朝霧の季節、家を出るとすでに霧の中、の日も多し、、、。(2021年冬詠)
銀杏黄葉古刹と言ふにふさはしく
銀杏の黄葉は木によってずいぶん差があるように思います。と前置きして、銀杏黄葉は秋の季語ですがこの句を。昨年の倉敷観龍寺での句です。県北那岐山の麓の菩提寺にある大銀杏はそろそろ見ごろとか、、、。(2021年冬詠)
晩秋の朝日の入る窓辺かな
晩秋と言えるのも今日までと慌ててこの句を。我が家のテーブル、今の時期は朝日が入ってきます。短い時間ですが有り難い、嬉しい、貴重な時間です、、、。(2021年秋詠)
日当たりの田を走りくる秋時雨
傘を持って出て良かったと思った朝の散歩中の句、、、。(2021年秋詠)
今年また南瓜一つが下がる垣
今年も一つ、捨てた種から育った南瓜を収穫出来ました。芽が出るのも花が咲くのも遅く、九月に入って生った南瓜ですが、心配をよそに大きく育ちました。形も立派。後は味です。冬至まで置いておこうか、早めに食べたほうが良いか思案中、、、。(2021年秋詠)
川底の石のあらはや文化の日
文化の日です。と言って例年それらしい予定はありません。特異日らしいですね。こんな句しか無いと思った掲句ですが、川底の石に眼が行ったということは、去年も特異日だったのでしょう、、、。(2021年秋詠)
宵積みのトラック眠る秋の暮
時々夕刻に近くの空き地に大型トラックが止まっている。近所に住むトラック運転手の会社のトラック。夕刻に荷物を積んでここまで戻り自宅で一休み、明け方に目的地に向けて出発するらしい。ご苦労様、、、。(2021年秋詠)