霜晴の一番高き墓に鳶

田舎だからちょっと歩くと墓地に出会います。我が家からも墓地が見えます。そんな墓地の一つです。大きな墓地ではありませんが、それでも十軒分ぐらいよりは多いでしょうか。中央部分が丘のように少し高くなっています。霜晴のまだ朝日の出る前の張りつめた空気の中、その高い位置の一番高い墓の上に鳶が一羽、それだけの事です、、、。(2017年冬詠)

霜晴やジェット機雲を育てつつ

「霜晴の一直線の寒さかな」についてのコメントありがとうございました。いろいろ考えてみましたが、良い案が浮ばず、近詠句に置き換えました。これも空が明るくなり、遠くの山の上に朝日が顔を出し始める頃でしたが、晴れた空に力強く伸びていく飛行機雲が印象的でした。そうそう、この雲も一直線でした、、、。(2012年冬詠)