マンションの満室御礼春の果て

こんな句があった、、、。長い間同じ道を通って会社へ通ったが、その間にも途中の風景はずいぶん変わった。田圃の畦道のようだった道が舗装され、広くなった途端に家が建ち始めたのもずいぶん前だった。それでも長い間その周辺には田圃が残り、水音や蛙の声が聞こえたが、作られる方が年老いたからか、あるいはブームなのか、次々にマンションが建ち始めた。TVで目にする会社の幟がいくつも風に揺れていたが、なかなか埋まっていく気配はなく何年かが過ぎ、掲句の日が来た。通りかかると、真新しい満室御礼の看板が、、、。(2011年春詠)

「マンションの満室御礼春の果て」への2件のフィードバック

  1. 春の果も知らない言葉です。
    還暦を過ぎて知らないことばかり という感じです。
    宇宙に世界にいろいろな場所が有りいろいろな人が居ていろいろな物が有りいろいろな事が起こる、そんな中で自分がかかわる事は一生でもほんのわずかだから、知らない事の方が多くて当たり前ですね。

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