朝から賑やかな鳥の声、考えてみればこれも目覚めたからの事、、、。(2023年春詠)
当たり前のやうに猫ゐる春炬燵
そろそろ仕舞わなくては、、、。(2023年春詠)
遅桜ひと色添へる山路かな
もう終わりと思っていた桜に出会えた山路、昨年の句。今年はまだ楽しめそうな感じです、、、。(2023年春詠)
鯉幟泳ぐ高さに高架橋
ちょっと早いですが泳ぎ始めましたのでこの句を。ちょうど真鯉の大きな眼の高さ、睨まれているような感じでした、、、。(2023年春詠)
花散らす雨聞きつつの朝寝かな
たまには朝寝もいいもんです、、、。(2023年春詠)
カンコンと校舎のチャイム花の昼
暖かな日差には校舎の屋上から聞こえて来る間延びしたチャイムの音がよく似合う、、、。(2023年春詠)
花の雨傘の大きな一年生
ランドセルも傘も大きい、おなじみの新一年生の春の景、、、。(2023年春詠)
耳に来て蝶の羽音のする真昼
何の拍子か耳のそばにモンシロチョウ、くすぐったいような、うれしいような、、、。(2023年春詠)
兄弟の四人四辺に春炬燵
昨日の句の続きです。コロナ禍を理由に法事の後の住職を交えての会食は無し。実家に戻って炬燵に入って兄弟仲良く暖かく、、、。(2023年春詠)
花冷の山へ本堂開け放ち
昨年の菩提寺での母の十三回忌、開け放たれた本堂に上がるとストーブは点いているもののちょっと寒い。閉めようとすると住職が「あ、コロナですから開けといてくださいね。私が大きな声を出しますし、念のために」とおっしゃる。確かに声は大きい、、、。(2023年春詠)