小春日や庭師繕ふ庭の苔

とあるお屋敷の開け放った門の向うに見えた景。法被姿の庭師が二人、しゃがんで何やら作業中、興味津々覗いてみるとどうやら庭の苔の傷んだ所を剥がして新しい苔を張り付けているらしい。珍しい。それにしても立派なお庭、、、。(2019年冬詠)

小春日や二階より入る引越荷

2000年だったのかと今思い出しています。隣の隣に新しい家が建って、引っ越して来られた時の句です。そう言えば我家の時も、箪笥やらベッドやらを二階から入れたなあ、上手いもんだなあ、と思い出しながら眺めていました。我家を建てた時は周囲は田んぼでした。夕方になると裏の線路を狐が歩いていくようなところでしたが、、、。(2000年冬詠)