役には立たないと思うけれど、出かける時には一応猫にも声をかけて留守居を頼みます。一応「ニャア」と返事は返って来ます、、、。(2023年秋詠)
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小春日や寄りて離れて川の鳥
暖かい日は良いですね。なんてことない景ですが水鳥も楽しそうに見えます、、、。(2021年冬詠)
小春日の猫がくつろぐ屋根の上
何やら音がすると二階の窓から覗くと屋根の上に猫が、日差の中で気持ちよさそう、、、。(2020年冬詠)
小春日や庭師繕ふ庭の苔
とあるお屋敷の開け放った門の向うに見えた景。法被姿の庭師が二人、しゃがんで何やら作業中、興味津々覗いてみるとどうやら庭の苔の傷んだ所を剥がして新しい苔を張り付けているらしい。珍しい。それにしても立派なお庭、、、。(2019年冬詠)
小春日の程よき距離の鳶鴉
仲が良いのか悪いのか、いまだに分からない鳶と鴉です、、、。(2016年冬詠)
小春日や口に黒飴放りこみ
ついこの間まで暑いと言っていたのに、もう日差が恋しい季節になりました、、、。(2016年冬詠)
小春日や笠は黄色の女車夫
昨年11月、倉敷美観地区での句です。人力車もずいぶん増えたなあと思いながら追い越した時に、黄色の笠が目に入った。あれっと思って見ると女性だった、、、。(2014年冬詠)
小春日や猫の好みし古座布団
ついでに猫の句。いつの間にか猫専用になった古い座布団、、、。(2001年冬詠)
小春日や二階より入る引越荷
2000年だったのかと今思い出しています。隣の隣に新しい家が建って、引っ越して来られた時の句です。そう言えば我家の時も、箪笥やらベッドやらを二階から入れたなあ、上手いもんだなあ、と思い出しながら眺めていました。我家を建てた時は周囲は田んぼでした。夕方になると裏の線路を狐が歩いていくようなところでしたが、、、。(2000年冬詠)
小春日やデイサービスへ母連れて
母がデイサービスのお世話になりだし、ぬり絵やおり紙の作品を見せられた時には、正直言って寂しかった。それも今は昔のこと、亡くなってみれば、ただ懐かしい。(2001年冬詠)