昨年は一月六日が寒の入、今年は五日が寒の入だから九日が寒四郎、そんな日の句、、、。(2024年冬詠)
水底に揺るる日の影寒鯉も
昨日は雀、今日は鯉です。川の水底に揺れる光の縞模様、よく見るとその中に大きな鯉が見える。こちらは自然に任せてほとんど動かず。もしかして眠っているのかも知れない、、、。(2024年冬詠)
寒泳の温水プール生ぬるし
今日が今年の泳ぎ初め、ぐうたらな正月を過ごしたからどうなる事か、、、。プールが改築のため4月から2年間休館となる。それまでにバタフライを泳げるようになるのが目標、、、。(2024年冬詠)
日の出れば声の明るく寒雀
雀だって寒いよりは暖かいほうが良いのでしょうね。急に声が明るく感じられますから、、、。(2024年冬詠)
腸活に朝一杯の寒の水
いよいよ寒の入り、ご自愛ください。起きがけに冷たい水を一杯、これが私の腸活と言います。身体に良いのかどうかは分かりませんね、冷えすぎて終活につながったりして、、、。(2024年冬詠)
山に雪里は時雨の四日かな
昨年の一月四日はこんな天候でした。雨と雪のちょうど境ぐらいの地域なんですね。時雨はしょっちゅうありますし、遠くの山を見ればいつも雪が、、、。(2024年新年詠)
高らかに汽笛ひと声初列車
夜明け前の空へいつものひと声、同じ汽笛も年が明けると元気に聞こえます、、、。(2024年新年詠)
痩身の祢宜の大声初祓
年賀状を頂いた皆様、ありがとうございました。プリンタの調子が悪くて結局今年は出さない(出せない)ことになってしまいました。このまま年賀状仕舞になるか、復活するか、乞うご期待です。例年通りの神社に行って、例年通りに初祓をお願いして、暖房の効いた拝殿の椅子に座って待っていると、出て来られたのはいつもと違う痩せた若い祢宜。ところがどっこい大太鼓を打ちながら上げる祝詞の声の朗々として大きい事!無事お札を頂いて帰りました。家内安全、厄難消除、、、。(2024年新年詠)
倍速のごとく一年去年今年
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。毎年の事ですが一年って速いですね。年毎に速くなるような感じです。昨年が倍速で、今年は三倍速なんて、、、。(2024年新年詠)
猫一匹加へ我が家の年の暮
とうとう大晦日、今年も暮れて行きますね。掲句は昨年、何の拍子か我が家の側に捨てられた子猫を加えての我が家の年の暮。あれから一年、大きくなりました。身体だけでなく生意気に、、、。(2023年冬詠)