役には立たないと思うけれど、出かける時には一応猫にも声をかけて留守居を頼みます。一応「ニャア」と返事は返って来ます、、、。(2023年秋詠)
水鳥の数の航跡入り乱れ
暖かい天気の良い日は水鳥も楽しそう。賑やかです、、、。(2023年冬詠)
大根引帰りの空の茜色
昔々、小学生の頃の思い出です。実家から離れた畑に母と二人で大根引に行きました。大根を積み込んだリヤカーを私が曳いて母が押して、帰りながら見た夕焼けの空の色、きれいでした、、、。(2023年冬詠)
風に意思ありて落葉のまた走る
落葉の季節になりました。落葉掃きは楽しいのですが風があると大変、、、。(2023年冬詠)
石蕗の花加はりぬ木の根方
もうだいぶ前からですが石蕗の花が咲いています。散歩で通る並木道の葉の落ちた桜の木の根元に、朝日が出る前から、朝日のように輝いて見えます、、、。(2023年冬詠)
木には木の地には地の神里神楽
私の田舎の祭は昔は11月18、19日と決まっていましたが、今は11月の第三土曜日、日曜日、すなわち今日が宵祭で、夜遅くまで備中神楽の奉納があります。子供の頃は夜道を歩いて神社まで行くのですが、遠くまで聞こえて来る太鼓の音に自然と足早になって駆けだしたものです、、、。(2023年冬詠)
ただよひしハングライダー小春空
一度だけ我が家から見える空にハングライダーを見つけた事がある。たぶん2kmほど離れた所の古城跡のある山から飛び立ったのだろうと思う。広い河原があって、時々ドローンやらラジコンの飛行機やらを飛ばしている人がいる所。空を飛ぶものは見ていて楽しい。ハングライダーも増えればいいと思ったが、この時の一度だけ、、、。(2023年冬詠)
採れさうで採れぬ柚子の実刺の奥
実家にある柚子の木、手入れをしないものだからこの状態。おまけに各種の蔦まで絡まって、せっかくだから採って帰ろうと思うのだが、、、。(2023年冬詠)
空つぽの一両電車冬ぬくし
春夏秋冬私の投稿にしょっちゅう出て来る近くを走る単線電車です。通学時間帯を除くとほとんどこの状態、、、。(2023年冬詠)
昨日より増えし川面の鴨の数
なんてことはない事ですが、川面の鴨の数を数えるのが朝の散歩の楽しみの一つです。昔は猟期に入ると銃を持った人や猟犬と出会う事があり、その度に減る鴨の数に心が痛んだものです。今はそんな事も無くなりましたが、しかし思う程数は増えないものです、、、。(2023年冬詠)