晩春の風に乗りくるジャズブラス

ちょっと離れた所にお寺があって、この時期になると「ぼたん祭り」がある。寺の境内に所せましと牡丹が植えてあって、お茶席やらいろいろな出し物が用意されている。その中に地区の中学校のブラスバンド部の演奏がある。その音が風に乗って我が家の庭まで聞こえてくるのである。なかなかの演奏で、それを聴きながらの庭いじりもこの時期の楽しみの一つになっている、、、。(2024年春詠)

晩春の猫ゐてカレーライスかな

何となく好きだった遠藤賢司の曲「カレーライス」。調べてみたら1971年の曲だった。三島由紀夫が割腹したのが1970年、歌詞の中にさりげなく入っている「誰かがお腹を切っちゃって」が三島由紀夫の事と気づいたのは実は最近の事で、そんな事とは関係なくノホホンと過ごしていた学生時代、、、。(2024年春詠)