当たり前のようだがこれがなかなか難しい。比較的柔らかくて、適度な太さ、こういう木をスパッと切ると気持ちいい、、、。(2022年冬詠)
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立姿よくて冬木の切りがたし
葉が落ちたら切ろうと決めていた木、友人からチェンソーを借りて来て、さてどこから切ろうかと見上げた木の姿が見事で躊躇した時の句、、、。(2019年秋詠)
枝切つて薬ぬりやる冬木かな
イチジクやら柿やらの木、冬の間に来年に向けて枝を整理してやります。大きな切り口には薬を塗って保護してやります。それ用の薬も売っているのですが、木工用のボンドでも大丈夫らしいです、、、。(2017年冬詠)
チェンソーの音は冬木の悲鳴とも
町中に住んでいるとチェンソーの音と言われてもピンと来ないでしょうね。もちろん田舎に住んでいても日常的に聞こえる音ではありません。掲句はたまたま散歩の途中で川向うの山の奥から聞こえて来たチェンソーの音です。ちょうど悲鳴を機械音に変換したような音、と言っても、、、。(2015年冬詠)
怒るごと鎌音させて冬木切る
出る間際になって言うなよ!と思いつつ、吟行へ出かける前だから、見かけ上素直に、言われたところを切るのです。が、鎌音は隠せませんね、、、。(2008年冬詠)