好きなものの一つに路地がある。路地には生活の音が溢れている。もちろん静かな路地もあるが、それは異次元への通り道のような路地で、そこを抜けるとツンと澄ました表通りとは違った世界が広がっているのである。路地を抜けると通りがあって、さらに次の路地があって、さらに通りがあって、というような迷子になりそうなところは特に好きだ。掲句は岡山市庭瀬城址吟行での句。新しい家と古い家が混在する住宅街、家の間を抜けると小さな畑があり、豌豆の花が咲いていた。日曜日の朝の音が零れていた。(2011年春詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
好きなものの一つに路地がある。路地には生活の音が溢れている。もちろん静かな路地もあるが、それは異次元への通り道のような路地で、そこを抜けるとツンと澄ました表通りとは違った世界が広がっているのである。路地を抜けると通りがあって、さらに次の路地があって、さらに通りがあって、というような迷子になりそうなところは特に好きだ。掲句は岡山市庭瀬城址吟行での句。新しい家と古い家が混在する住宅街、家の間を抜けると小さな畑があり、豌豆の花が咲いていた。日曜日の朝の音が零れていた。(2011年春詠)
観光地でない吟行もいいものですね。あやめや藤、むらさきの花が印象的な吟行でした。お濠にそった暮しがほのぼのとした町でしたね。今、牛二さんのコメントを読んでふっと思ったのですが、<朝の音こぼるる、、、>もいいですね。豆の花が目をぱっちりあけた感じがあって。
あ、そうですね。
気付きませんでした。
作りっぱなしにせずに推敲しないとダメですね。
茶屋町も行きたかったのですが、残念でした。
またこういう町にしてください。