柿の若葉がきれいな季節です。近くにあった消防署も移転し、始業点検の声や音が聞えることは無くなりましたが、柿の木は年毎に育ち、若葉をつけています。始業点検は午前8時30分だったと記憶しています。点検のために鳴らされるサイレンの瞬間的な音が引き締まった掛け声によく合って、聞えてくる我家までが引き締まるようでした。(2002年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
柿の若葉がきれいな季節です。近くにあった消防署も移転し、始業点検の声や音が聞えることは無くなりましたが、柿の木は年毎に育ち、若葉をつけています。始業点検は午前8時30分だったと記憶しています。点検のために鳴らされるサイレンの瞬間的な音が引き締まった掛け声によく合って、聞えてくる我家までが引き締まるようでした。(2002年夏詠)
柿の葉の緑は薄い黄緑からどんどん濃い緑になり厚みや硬さも増して行きますが、この句はまだ黄緑なんですね。
我が家の裏庭の柿の木は自分が子供の頃は既に立派な富有柿を実らせていました。
弟が採った実と自分が採った実の大きさを比べるために料理用のはかりを持ち出して量ったりもしたものです。
最近はさすがに木も年を取ったのか実の大きさが少し小振りになって来たようです。
その通りです。
柿は一年中俳句になりますが、それだけ身近ということでしょうね。
今更ですが、
柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規