妻のお供のバスツアーで奈良に遊んだ時の句。梅が盛りを過ぎた頃だったが寒かった記憶がある。薬師寺の東塔の上から二羽の雀が賑やかに、縺れるようにして落ちてきた。下まで落ちるのかと思うと何層目かでするりと反転し、また上のほうへ飛んで行った。(2001年春詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
妻のお供のバスツアーで奈良に遊んだ時の句。梅が盛りを過ぎた頃だったが寒かった記憶がある。薬師寺の東塔の上から二羽の雀が賑やかに、縺れるようにして落ちてきた。下まで落ちるのかと思うと何層目かでするりと反転し、また上のほうへ飛んで行った。(2001年春詠)
薬師寺へは、合歓の会でも行きました。東塔の偉大さに圧倒されたものです。十月でしたが、そのときも塔全体が囀っていました。今は確か修復中ではないでしょうか。それにしても面白い雀を見られましたね。
こんにちは。雀にとっては天国なんでしょうね。修復で解体するとたくさん巣が出てくるかも知れません。備中国分寺の五重塔にも雀がいますね。明日も薬師寺です。
牛二さんの句は勿論自選されて掲示されているとはいえ、安心して読めるほっとする句ばかりですね。
掲句もそうです。
奈良の空が広い。
薬師寺と鳥交るの取り合わせもなんだか滑稽な感じもあって絶妙です。
ありがとうございます。今に息切れがしてくると思います。