午前七時、朝の散歩の心地よさに浸っていると、川向こうの田圃の陰からいきなりドーンと、その年の最初の一発が鳴り響いた。驚いたのなんの、犬と一緒に跳び上がり、心臓も飛び出しそうだった、、、。昔の威銃は風情があった。太い孟宗竹を切った手作りの筒に、カーバイトを入れ薬缶の水を注ぐ、アセチレンガスが発生した頃合を見計らって、火を点けたマッチを放り込む。ドーン!これを繰り返す。まあ大人の火遊びといった所で、子供たちは耳を押さえながら見ていた。(2008年秋詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
午前七時、朝の散歩の心地よさに浸っていると、川向こうの田圃の陰からいきなりドーンと、その年の最初の一発が鳴り響いた。驚いたのなんの、犬と一緒に跳び上がり、心臓も飛び出しそうだった、、、。昔の威銃は風情があった。太い孟宗竹を切った手作りの筒に、カーバイトを入れ薬缶の水を注ぐ、アセチレンガスが発生した頃合を見計らって、火を点けたマッチを放り込む。ドーン!これを繰り返す。まあ大人の火遊びといった所で、子供たちは耳を押さえながら見ていた。(2008年秋詠)
この句はなんど見ても可笑しいです。今日も笑いました。涼しさをいただきました。
ありがとうございます。
中学生の頃だったか近所の連中と川原にござを敷いて、その両端に木を組み上に渡した横木にござを掛けてテントにして野宿をした。
夜、カーバイトを燃しながら眠っているハヤを捕まえて焼いて食べた。
魚は好きでは無かったけど自分たちで採ったばかりのハヤは美味しかったと記憶しています。
良い想い出ですね。
カーバイトはいろんな所で使われていましたね。
夜振火もそうでしたし、夜店の灯りにも使われていましたね。
郷愁をさそう色です。