城跡に赤子泣く声秋暑し 赤穂での句。いつの間にか城跡と民家が入り組んだようなところに紛れ込んでいた。板塀の向うに集合住宅らしい平屋が並び、赤ん坊の泣き声が続いていた。さて、どちらへ行ったものか、と、真昼の太陽を見上げた。(2002年秋詠)