たうたうと春の水吐く土管かな

会社までの徒歩20分の距離は句作にはちょうど良い距離だった。田圃の側を通り、国道を渡り、また田圃の側を通る。住宅地に入りしばらく歩くと数メートルほどの路地がある。ここを抜けるとまた国道に出、信号を渡る。ガソリンスタンドの側を通り、高速道路のガードをくぐると会社だった。田圃の脇には用水が流れ、四季それぞれの様相を見せる。そんな一こま。そろそろ田圃のシーズンが始まる。(2011年春詠)

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