我が家の庭には雨蛙がたくさん居ます。寒い間に土いじりをしていると時々落葉の間から保護色で落葉色になった雨蛙が出て来て後悔します。それは痩せてはいますが大人の雨蛙です。では子供の小さな雨蛙はどこで発生するのか、これが分かりません。我が家の庭には池はありません。木の上でしょうか、気づくのは既に足の生えた指先ほどの小さな雨蛙になってからです、、、。(2017年夏詠)
投稿者: 牛二
覚むるより眼みどりに覆はるる
庭の木が大きくなって、二階の窓の外も緑です、、、。(2017年夏詠)
無数てふ数のありけり星涼し
「無」考えているときりがないもの、、、。(2017年夏詠)
青き野の底より夏の虫すだく
朝の静寂の中を歩いていると河原の草むらの中から虫の声が聞こえて来る。つい先日までは聞こえなかったのに、季節は確実に進んでいる、、、。(2017年夏詠)
花の名にカタカナ多し梅雨晴間
個人的な感想です、、、。(2017年夏詠)
代田より明けて日本の朝となる
田植の準備が始まり水が張られる。そこにトラクターが入り代田となる。夜明に通ると昨日まで一面の土色だった田圃が一日にして光を持ち、どこよりも早くから輝いている。美しい。これが日本の原風景ではないか、毎年この季節になると思う、、、。(2017年夏詠)
雨降るや植田に万の鈴の音
植田に降る雨音はチリチリと、まるで小さな鈴を振っている音のように聞こえる。それも同時に沢山の、、、。(2017年夏詠)
絵画展見て潤ふて梅雨晴間
図書館に行ったついでに見つけて入った絵画展、絵画教室の生徒さんたちの風景画が中心、それもなじみの田舎の風景、、、。(2017年夏詠)
世の中に怖いものなしサングラス
良いのか悪いのか、何となくそんな気になるのは確かです、、、。(2017年夏詠)
炎昼の黒光して車夫の肌
倉敷美観地区の若い人力車夫、日焼けした肌が汗で光っています。大変な仕事だと思います。私には勤まりません、、、。(2017年夏詠)