愛犬もみじの足が急激に遅くなったのが昨年の今頃だった。いずれこういう日が来ると覚悟はしていたが、いざそうなるとやはり辛かった。その日の状態を見て犬に合わせて歩くようにしたが、ゆっくり歩くのも簡単なようで結構大変な事だった。それが修行という言葉になった。その頃の句、、、。(2018年秋詠)
投稿者: 牛二
画面よりアルプス席の秋風が
台風で一日遅れましたが夏の高校野球ももう少しですね、、、。(2018年秋詠)
賑やかに一夜帰燕の旅の宿
先日TVで沢山の燕が集まっている映像を見てずいぶん早いなと思ったのですが、そう思ってこの周囲を見ると確かに燕の姿が無いのです。どうやら今年の帰燕は早そうです。掲句は昨年、、、。(2018年秋詠)
どつと来て群に加はる稲雀
終戦記念日です。早いものです、もう稲が黄色く稔り始めています。そろそろ雀の出番です。昨年はずいぶん沢山の雀が出没していました。最近の田圃には鳥用の威しも案山子もほとんど見ることが無く、雀にとっては好い環境になったと言えるのでしょうね、、、。(2018年秋詠)
鷺の黙鵜の黙長し秋の川
この時季の川は流れも遅く、何だかのんびりして見えます。鷺も鵜も川の中に露出した岩場の上に並んで突っ立っています。その動かない時間もやけに長いのです、、、。(2018年秋詠)
かなかなの鳴けばストンと日暮かな
山里の日暮は早い。秋になって蜩の鳴くようになるとますますそう感じる、、、。(2018年秋詠)
台風の中に置く身の小ささよ
立て続けに台風が発生して、何だか怪しい気配のお盆になって来ましたね。出来れば逸れて欲しいものですが、、、。(2018年秋詠)
新涼の風なき庭の草に揺れ
風が無いようであるのかも知れません。あるいは虫でも這っているのかもしれません。抜き忘れている庭の草にかすかな揺れが、、、。(2018年秋詠)
峡の空高し秋燕点となり
ちょっと早いですが暑い句より良いかと思ってこの句を。今日は田舎へ墓掃除に行ってきます。両側から山が迫る、私の原点の田舎です、、、。(2018年秋詠)
新涼や触れて匂へるハーブの葉
我が家の庭に長年生えて来るハーブ、たぶんミントの一種だと思うのですが正確なところは分かりません。70~80Cmぐらいの高さで、黒っぽい茎、花も黒っぽい紺色です。ちょっと触れただけで良い匂いがしてきます。どんどん増えるかと言うとそうでもなく、そばを歩くと自然に触れて匂ってくる適度な量、、、。(2018年秋詠)